漢方体験

３４歳の女性で、８歳になる子供さんがおられます。二人目を希望してから３年余りの間に２度の早期流産（１２週前後）を経験。 半年前から婦人科に通院し始めて、セキソビットやｈＣＧなどを用いたタイミング療法と併行して、漢方薬での体質改善を希望して来店されました。

西洋医学的には片方の卵管が狭窄気味ということ以外に、これといって原因は見当たらないとのこと。月経周期が２７～３２日とそこそこ安定していることから「漢方周期調節」を行なうことにしました。

月経量は年々少なくなってきている・月経の質は正常・大小の血塊が多い・月経痛はほとんど無し。自然の状態では、 卵胞の発育が少し悪いとのこと。全体的に基礎体温が低く低温期から高温期への移行に日数がかかり、高温期が短め。性格はとても明るく穏やかな感じで、最初からとても信頼していただいている様子でした。

漢方薬は基礎薬として、月経期以外に「気血」を増やしながら体を温めてくれる漢方を服用していただくことにしました。来店ごとにその都度、基礎体温と体調のご様子から漢方薬を微調整し３ヶ月が経過しました。

その後、人工授精を２回試みましたが妊娠にいたらず。ホルモン療法を２ヶ月休んで、「漢方周期調節」を開始してから６周期目に自然妊娠されました。 妊娠中も飲める漢方薬を安定期まで服用され、無事３１５０ｇの男児を出産されました。

「産後の疲労感と目の疲れが辛い」というお話から、現在は産後の回復を順調にするために漢方薬を服用されています。上のお嬢ちゃんがとても可愛がってくれるそうです。

漢方百草園薬局の先生の声